2026/07/29 21:27
田んぼの見回り中、思わず立ち止まってしまいました。
風に揺れる稲は、もう出穂の時期を迎えています。
しかも、ほとんど草取りをすることなく、ここまで育ってくれました。
昨年、この田んぼはイノシシの被害で収穫はゼロでした。
悔しさもありましたが、それでも「自然の力をもっと生かせる方法はないだろうか」と考え、
昨年の収穫後も株を残し、冬の間は田んぼに水を張って過ごしました。
自然のリズムを生かしながら、翌年もその株から稲を育てる「多年草栽培」という方法に挑戦しています。
きっかけは、一冊の本でした。
そこに書かれていた栽培方法を読みながら、
「本当にこんなことができるのだろうか」と半信半疑だったことを覚えています。
それが今、目の前の田んぼで起きています。
もちろん、これで収穫が約束されたわけではありません。
これから台風や動物の被害があるかもしれません。
それでも、この景色を見られたこと自体が、大きな一歩だと感じています。
畑や田んぼは、すべてを人の力で思い通りにする場所ではありません。
自然のリズムをよく観察し、その力を借りながら育てていく。
そんな栽培の可能性を、この田んぼが教えてくれました。
今年も田んぼから、たくさんのことを学んでいます。
