2026/08/25 21:11
最近、ヤギの食欲が少し落ちていました。
いつもと比べて食べる量が少ない。
そこで、ブロック状の岩塩を与えてみました。
その後、少しずつ食欲が戻ってきました。
もちろん、岩塩を与えたことだけが理由なのかは分かりません。
でも、ひとつ面白い変化がありました。
以前は、散歩の途中でロープを放すと、ヤギたちは遠くまで歩いていって、
しばらくすると戻ってくることがよくありました。
ところが最近は、ロープを放しても農園の近くにいる。
目の前の草を食べながら、のんびり過ごしています。
そんな姿を見ていて、ふと思いました。
満ち足りていれば、遠くまで探しに行く必要はないのかもしれない。
もちろん、ヤギが実際にそう考えているわけではありません。
ただ、必要なものが足りていれば、近くにあるもので満足できる。
そんなことを教えてもらったような気がしました。
人間も同じなのかもしれません。
何かが足りないと感じると、もっと遠くへ、もっと新しいものへと目が向いていきます。
でも、少し余裕ができると、今まで気づかなかった身近なものが見えてくる。
畑にも、似たところがあります。
野菜の葉の色や勢い。
土の乾き具合。
虫の様子。
ヤギの食べ方。
毎日見ていれば、小さな変化に気づくことがあります。
「何か足りないものはないかな」
そんな目を持っておくことが、農園を育てるうえで大切なのだと思います。
そしてそれは、「何かを足す」ことだけではありません。
足りないものを見つける。
必要なものを補う。
そして、満たされたら、今あるものをじっくり見る。
今日、ヤギたちを眺めながら、そんなことを考えました。
目を向ける余裕があれば、近くにあるもので事足りる。
農園も、自分自身も、そんなふうにありたいと思います。

